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非定型抗精神病薬とはそれまで使われていたクロルプロマジンやハロペリドールといった定形薬と薬理学的性質が異なる。
定形は主にドパミン受容体を遮断するのに対して非定型はセロトニン受容体やその他の受容体にも作用して陽性症状だけでなく陰性症状も改善する力がある。
定形使うと暴れる患者さんは何とか鎮静できたけど感情が無くなったりやる気が無くなってしまい社会生活が送れなくなった。
そんな患者さんの陰性症状に効果がある非定型抗精神病薬を使うと社会生活能力が戻ってくる、可能性がある。
マイルドな印象の非定型抗精神病薬だが代謝系に対してはクロルプロマジンよりも強く影響するので一部の薬は糖尿病患者に禁忌となっている。
セロトニン・ドパミン拮抗薬(SDA) |
多元受容体作用抗精神病薬(MARTA) |
ドパミン・システム・スタビライザー(DSS+SDAM) |