ギリアド・サイエンシズ:レムデシビルでもハーボニーでもなく抗HIV薬が生命線

GILEAD SCIENCES INC
売上 営業利益 純利益 EPS
2005年 2,028 1,109 814 0.43
2006年 3,026 -759 -1,190 -0.65
2007年 4,230 2,165 1,585 0.82
2008年 5,336 2,679 1,979 1.03
2009年 7,011 3,529 2,636 1.41
2010年 7,949 3,962 2,901 1.66
2011年 8,385 3,790 2,804 1.77
2012年 9,702 4,010 2,592 1.64
2013年 11,202 4,524 3,075 1.81
2014年 24,890 15,265 12,101 7.35
2015年 32,639 22,193 18,108 11.91
2016年 30,390 17,633 13,501 9.94
2017年 26,107 14,124 4,628 3.51
2018年 22,127 8,200 5,455 4.17
2019年 22,449 4,287 5,386 4.22

 

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利休

ギリアドは一時期C型肝炎治療薬の大ヒットで株価が100ドルまで行ったんじゃが思い返せばそこが頂点じゃったのう。

 

ギリアドの肝炎治療薬は完治させる薬なので対象患者がドンドン少なくなります。それは患者さんや社会にとって素晴らしいことですが薬を販売するギリアドにとっては売上が無くなるので困ったことになります。

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織部

 

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利休

ギリアドもその辺は予想していたから入ってくる肝炎治療薬の利益を使って色んな会社を買収しておるのう。

 

Immunomedicsを200億ドルで買収したり、CAR-TのKiteファーマを100億ドル、ベルギーの製薬会社ガラパゴスに50億ドルを追加で出資したりと日本の武田なみに激しい買収攻勢ですが現時点でそれらの投資はうまくいっていません。

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織部

 

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利休

新型コロナウイルス治療薬のレムデシビルも承認された時は株価が一時的に株価が上昇したわけじゃがすぐに効果がイマイチと分かって下落したのう。もうギリアド株はダメかのう?

 

短期的に大きな成長は期待薄ですが会社の基盤は強固です。この会社のコア資産は抗HIV薬です。抗HIV薬の2019年売上は150億ドルを超えており会社全体売上の7割を占めています。

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織部

 

 

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利休

C型肝炎もHIVも同じウイルス疾患じゃがHIV薬の場合は一生涯服用するわけじゃから売上も計算できるのう。

 

完治させることができない薬の方が売上大きいとか色々考えさせられますがギリアド株主にとっては有難い話です。そしてアメリカでは治療だけでなくHIV予防でもギリアドの薬が使用されています。

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織部

 

 

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利休

PrEP(暴露前予防投与)というやつじゃな。日本では保険適応が認められておらんから自費になるわけじゃがアメリカでは市場が拡大しておるのう。

 

PrEPで良く処方されるツルバタもデシコビもギリアドサイエンシズの薬です。

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織部

 

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利休

その抗HIV薬があれば会社の経営に支障は無さそうじゃのう。

 

抗HIVフランチャイズだけを評価すると年間EPSは3.5ドル以上はあると思っています。年間配当は2.72ドルなので減配リスクも少ないです。

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織部

 

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利休

EPS3.5ドルとして株価収益率15を掛けると52.5ドルあたりだと買いたいのう。

 

 

 

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