カテゴリー: 企業分析

【企業分析】 バイキング・セラピューティクス:NASHの大海を目指す

 

高血圧や糖尿病、高脂血症といった生活習慣病の薬は一昔前までは製薬会社のドル箱だった。

 

風邪薬や痛み止めとは違い毎日服用してコントロールする薬なので一度服用を開始するとやめるタイミングが難しい。

それらの薬は1年で数千億円を売り上げることも珍しくなかった。

 

だがそれら生活習慣病薬は既に特許が切れてジェネリック医薬品がある。一度売れ出したら10年間巨額の利益が見込めるがこれから新しく生活習慣病薬を開発しても既存の優秀なジェネリック医薬品を凌駕するのは難しい。

 

世界の製薬大手は見込みの薄い生活習慣病治療薬の開発から手を引いている。

 

だがそんな出涸らしの生活習慣病分野でまだ治療薬が一つも無いブルーオーシャンがある。

 

(さらに…)

【企業分析】 ガラパゴス:アッヴィが降りギリアドが賭けたFilgotinib

 

ガラパゴスはベルギーに本拠地を置くバイオベンチャー。

 

CrucellとTibotec(両社ともに現在はジョンソン・エンド・ジョンソンの子会社。)という2つの製薬会社のジョイントベンチャーとして1999年に設立。2005年にeuronextで新規株式公開。その10年後の2015年にはナスダックで上場。しかし2019年の現在でも承認された薬は1つも無い。

 

 

ガラパゴスが注力している開発領域はリウマチやクローン病、アトピー性皮膚炎といった免疫が関わる病気。特に一番重要なFilgotinibが治験中のリウマチ、クローン病、潰瘍性大腸炎は当たれば巨大な売り上げが見込める。

 

2027年には全世界でリウマチだけで3兆円、潰瘍性大腸炎やクローン病を含めると6兆円以上の市場規模となりそこで主要プレイヤーとなれたら一気に大企業の仲間入りが可能。

既に1年間で約2兆円売れているヒュミラもリウマチの治療薬。

 

その今一番熱い市場に挑もうとしているのがガラパゴスが開発中のFilgotinib。

 

 

ガラパゴスの筆頭株主はFilgotinibを共同開発しているギリアドで約13%の株式を保有している。

 

(さらに…)

【企業分析】 ジョンソン・エンド・ジョンソン:ベビーパウダー問題で株価急落、だがしかし

 

バンドエイドでお馴染みのジョンソン・エンド・ジョンソン。

 

この会社の成り立ちは衛生の概念が確立していなかった1880年代に遡る。

 

ジョセフ・P・リスター博士が発表した「消毒」と「滅菌」の概念に感銘を受けた創業者ロバート・ウッド・ジョンソンが衛生的な医療機器を作ろうとしたのが始まり。

 

それから130年、人類の衛生、医療において大きく貢献してきた企業がジョンソン・エンド・ジョンソン。

 

(さらに…)

次ページへ » « 前ページへ