SSRIとは選択的セロトニン再取り込み阻害薬(Selective Serotonin Reuptake Inhibitors)の略で製薬会社がマーケティングのために創り出した造語。
旧世代の抗うつ薬はセロトニンやノルアドレナリン以外にも幅広く作用してそれが副作用の原因となるのでより目標にだけ作用する薬を開発して副作用を減らそうというのは合理的な進化である。
だが欧米で使われているプロザック(日本未承認)は発売当初奇跡の薬と持て囃されたが後々副作用や有害事象が報告されている、副作用が無い薬は無い。
そのプロザックの構造を真似たフルボキサミンが日本では最初のSSRIとなっている。
SNRIはセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(Serotonin & Norepinephrine Reuptake Inhibitors)の略でセロトニンだけでなくノルアドレナリンにも作用する。NAはヤル気や意欲を向上させる。
SSRIもSNRIも旧世代抗うつ薬に負けない効果を唄っているが実際は三環系の方が治療効果が高い場合もある(副作用も
ミルタザピンは取込阻害作用ではなく5-HTとNEの放出を促進する別の作用機序を持つ。
トラゾドンは何処にも属さないボッチ系抗うつ薬
【参考】
プロザックは欧米での基準薬だが日本では承認されていない。