Essential Utilities Incは以前アクアアメリカという名前で知られていた水道の会社です。それまではピュアな水道事業会社でしたが2018年にピープルズというガス会社を買収して社名を変更しました。
織部
利休
公益会社は確実なリターンが見込める半面、利用者が支払う料金を上げるには規制当局の承認が必要だったり規制が厳しいから高い成長は望めないのう。
地域に一つしかない水道会社が独占していることを良いことに料金10倍にしたら住民が困りますから。
織部
利休
去20年のリターンを見ると1万ドルが12万ドル以上になって年平均成長率13.3%と同期間のS&P500(5.97%)を圧倒的に上回っておるのう。
過去20年は株主にとって大きなリターンでした。水事業はガス会社を買収した現在でも6割以上を占めるので強固にゆっくりと成長していくはずです。
織部
利休
しかし電気会社でもそうじゃが成長がゆっくりじゃからインフレによって実質リターンが劣る可能性もあるのう。インフレになっても利用料金をすぐには上げられないじゃろうし。
公益会社の株は債券投資の代替とみなされますので倒産リスクよりインフレリスクが意識されます。金融危機が起こっても水道はみな利用するのでリスクは債券並みに低いです。
織部
利休
しかしリターンを求めるためにガス会社を買収したわけじゃろう?電線の老朽化で山火事起こした電力会社PG&Eみたいな事が買収したガス会社で起こらなければいいのう・・・。
日本で一番安全な株式と見なされていた東京電力も原発でダメになりましたし意外と公益セクターでも電力会社はリスクがあります。
織部
利休
水は電気よりリスクは低い気がするのう。