AT&T株が教える投資タイミングの重要さ

1万ドルをAT&T株に配当再投資した場合のトータルリターン
投資開始日 1999年1月4日 2005年1月31日
投資資金 $10,000 $10,000
2018年12月31日 $6,925 $22,959
年平均リターン -1.82% +6.75%
最終リターン -30.78% +148.38%

 

 

通信会社AT&Tの源流は1885年に発明家グラハムベルによって設立された伝説の電話会社。エジソンのゼネラルエレクトリックと並ぶアメリカを代表する通信業界の超大企業。

 

しかし現在のAT&Tはサウスウェスタンベルが2005年に元親会社AT&Tを買収した際に企業名をAT&Tに変更しただけで中身はサウスウェスタンベル。子が親を飲み込む買収だが元々は両方グラハムベルのAT&T。

 

 

そんなAT&Tは安定した配当を投資家に還元する優良株だが投資するタイミングを間違えると手痛い損失となる。

 

1999年は元AT&Tの株価最高値だったがその時に投資すると残念ながら2018年まで保有していてもマイナスとなる。

 

元AT&Tは1999年にケーブルテレビ最大手TCIを1100億ドルで買収したのだが全く成果が実らず2002年に470億ドルで売却した。

 

21世紀早々に630億ドルの損切り(2019年4月現在のKDDI時価総額が540億ドル)をした。そら株価も暴落します。

 

苦境に陥った元AT&Tは2005年1月、結局元子会社であったSBCによって買収されてしまう。

 

 

 

その時のディールは元AT&T株主にAT&T株1株につきSBC株 0.77942株と特別配当1.3ドル

 

 

 

好調だった1999年のAT&Tに1万ドル投資していたら配られたSBC株をずっと握りしめていても2018年までマイナス。

 

 

 

じゃあ元々のAT&T株がクソ株なのかと言うとそうではない。

 

1984年のIPO時点から2018年までずっとAT&T株を持っていると100倍以上のリターンとなる。

2005年に新生AT&Tになってから投資したら年平均リターン6%を確保できていた。

 

 

 

2018年にAT&Tはタイムワーナーを850億ドルで買収した。

 

 

2014年に買収したディレクTVは加入者の減少に直面しており買収当初の計画通りに事が運んでいないしNetflixやAmazonプライムといったストリーミングサービスに勢いがある中であえて旧メディアを巨額買収。

 

タイムワーナー買収が吉と出るか凶と出るかは後にならないとわからない。しかし身の丈に合った額とタイミングでないと身を亡ぼす。

 

 

 

個人でも大企業でも投資する額とタイミングが大切。

 

 

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