チャートで見るリーマンショックとコロナショックの違い

米失業保険申請
新規失業保険申請件数

 

コロナショックが起きる前までの米週間失業保険申請の過去最多は1982年の69万5000人。

リーマンショック時の最多申請件数は66万人。

 

コロナショックは686万件

 

 

失業保険申請件数申はたった2週間で合計約1000万人に達した。

更に3月中旬からの3週間で約1700万人が新規の失業保険を申請。

コロナにより1700万人が既に失業した。

 

リーマンショック期間を集計した1500万人を既に200万人も上回っている。

 

コロナ騒動にはまだまだ終わりが見えないのでどこまで増えるのか分からないが現時点で既にリーマンショックを超えている。

 

トランプ大統領が打ち出した総額2兆2000億ドルの財政出動のおかげで一時的に株価は持ち直しているが実経済がこれだけ傷んでしまってはカバーしきれない。

 

 

失業率
米国の失業率[1950-2020]
米国の失業率

これまで失業率も3%台で堅調に推移していたが最低でも15%、最悪の場合は20%を超える失業率になると予想している人もいる。

 

1929年大恐慌が24%辺りなので不思議ではない。15%で止まったらコロナに感謝してしまうレベル。

 

 

そして失業率の問題は米国内だけでの話ではなく世界で同時進行。

これまで経済が好調だった米国ですらこの状況なのだから元々景気が悪かった欧州は更に厳しいことになる。

 

スペイン、イタリア、ドイツの失業率
債務危機の失業率

コロナ騒動が起こる前からスペインは失業率が14%、イタリアは10%

欧州一の経済優等生ドイツでやっと3%。

 

この状況でコロナショックが直撃すると失業率が40%に達する国も出てくる。欧州はGDP比で米国に比べて観光業の占める割合が高い。

 

その観光業が壊滅状態となったので欧州は米国より更に厳しい状況となる。

そうなるとまた債務危機がぶり返されることになるが今度は支援してくれるだけの余力があるEU国は無い。

比較的規模の小さいギリシャの債務問題であれだけ欧州が右往左往したのにこのコロナ騒動がどれだけ経済危機を起こすか予測不可能。

 

 

株価の底値は・・・
リーマンショック時の新規失業保険申請件数
リーマンショック時の失業保険申請件数

リーマンショックが起きた時は新規失業保険申請件数のピークがその半年後にやってきた。

 

リーマンブラザーズ破綻前から徐々に米国経済が息切れしていたので株価も徐々に下がっていた状態だった。そして株価も大底を付けたのが半年後。

 

リーマンショック時の株価推移

金融危機の影響はウォール街から世界各国の実体経済に影響を及ぼすのにタイムラグがあった。

 

それが今回のコロナショックはタイムラグが無い。

 

グラフのバグかと思うほどに失業保険申請件数が急増して株価が急落したと思えば間髪入れずに2.2兆ドルの財政出動でリバウンドと目まぐるしい。

 

コロナが騒がれだして半年となる6月まで様子見か

 

2件のコメント

  1. 10年前と比べて情報の伝達速度が違いますからね。昔は1、2時間掛けて伝わった情報も、今は機械によるトレードが70%ほどを占め、それこそ一瞬で株価に反映されますからね。また指数による取引が70%と、ほとんどが指数を通しての取引になってしまうので、値動きが付和雷同になりがちです。

    5月、6月と徐々に実体経済の現状が明らかになるでしょう。そのころには蓄えを使い果たす人や企業が増え、そこに失業や需要の減少が重なれば、個人も法人もバタバタ行くような気がします。今は蓄えで何とか凌いでいる人が多いですが問題はその後。どうなるんでしょう?

  2. 人間だと1分までは息止めることできますが5分だと大体あの世にいく感じで企業も長くは持たないでしょうね

    ここまで社会生活に影響がありそれが全世界同時とか自分の人生で初めてで結末がどうなるのか予想できないです。

    株価を一時的に上昇させる効果はあるかと思いますが実体経済を支えるということであれば2.2兆ドルでも足らないでしょう

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