世界の半導体企業10傑を紹介

企業名 時価総額 売上高 純利益
台湾セミコンダクター 3,753億ドル 35,774 11,834
サムスン電子 3,207億ドル 197,690 18,451
エヌビディア 2,779億ドル 10,918 2,796
インテル 2,088億ドル 71,965 21,048
ブロードコム 1,317億ドル 22,597 2,695
クアルコム 1,255億ドル 24,273 4,386
テキサスインスツルメンツ 1,205億ドル 14,383 4,985
AMD 1,000億ドル 6,731 341
ソニー 1,001億ドル 75,991 5,356
マイクロン 56.9億ドル 23,406 6,313

*2020年8月5日時点

 

 

 

台湾セミコンダクター

 

世界一の半導体製造下請け業者。愛称はTSMC。

 

下請け業者だが時価総額は約40兆円で全ての日本企業を上回る。

台湾という国を背負っている企業なので台湾政府も全面的にバックアップ。

 

本社がある新竹サイエンスパークには台湾有数の国立大学もあり最先端の研究を行っていた学生がそのままTSMCに入社する。

 

半導体はより小さく作る技術が求められるがその研究でTSMCは世界の先頭を走っている。

 

アップルのiPhoneに採用されているA12は7nmで製造されているがTSMCは既にその3分の1以下である2nmの開発に着手している。

 

 

サムスン電子

 

台湾セミコンダクターが台湾でもっとも重要な企業ならばサムスン電子は韓国の最重要企業。サムスングループの中核企業。

 

創業当初は白物家電などを作っていたが半導体事業にシフトチェンジして大成功。大きく先行していたバブル期の日本企業をあっという間に抜き去った。

 

ギャラクシーのスマホ事業やフラッシュメモリー、有機ELディスプレイとグローバルで売れている商品を製造している。

 

ただ創業者一族が支配しているのでお家騒動でゴタゴタすることもある。

 

 

エヌビディア

 

ディープラーニングやAIに必須の計算装置を開発している企業で一番勢いがあるのでエヌビディア。

 

昔はグラフィックカードというPCの部品を製造していた。もちろん今でも製造している。

 

パソコンの性能はPSなどと違い性能が大きく異なる。

昔は高性能な描写が求められる3Dゲームをプレイしたいときはエヌビディアが製造しているグラフィックカードをパソコンに追加してプレイしていた。

 

そんなPCの部品メーカーの1社だったエヌビディアだったが世界の流れが変わる。

 

2016年に囲碁の世界一名人を破ったアルファ碁はディープラーニングという新しいアプローチで自己を鍛えて進化したプログラム。

ディープラーニングの計算にはこれまでインテルなどが作っていたCPUよりもグラフィックカードを使用した方が計算効率が良いということで需要が増えた。

 

今ではブームが下火になったがビットコインの発掘にもエヌビディアのビデオカードが採用されている。家で計算させておくだけで自動的にビットコインを採掘してくれる優れもの。

 

車の自動運転などにもエヌビディアのテクノロジーが使われていたりとこれから10年は熱い銘柄。

 

この企業は実際の製造を他の企業に委託している。いわゆるファブレス企業。

どこに製造を委託しているのかと言えば台湾セミコンダクターとか。

 

 

インテル

 

CPUというパソコンの頭脳を製造している。インテル入ってる。

 

これまでCPU開発競争の先頭を走ってきた企業。ライバル会社はこれまでもAMDだったが規模が10倍違い大人と子供だった。

 

しかしAMDが開発した新しいCPUがインテル製CPUよりも高性能。当初はそれでもブランド力があるインテル製を採用しているパソコンが多かったが性能とコスパが良いAMDを選ぶ人が徐々に増えシェアが逆転した。

 

インテル製CPUは開発チームがアメリカ国内とイスラエルにありお互いを争わせている。その関係で製品の世代によって出来不出来がある。

 

だがこれまでのそういった世代の波というレベルではない差がAMDとは現時点でついている。

 

ブロードコム

 

ブロードコムは無線ランやルーターなどの通信機器で高い世界シェアを持つ。

1991年に創業された企業だが2016年にAvago Technologies[NASDAQ:AVGO]に企業に買収されてしまった。

ただ「ブロードコム」というブランド名の方が名の通りが良いので買収先の社名をそのまま採用。

製薬会社でもアラガンなどを買収したアクタビスなどがブランド力を持つアラガンに社名変更したりと海外では珍しくない企業戦略。

 

この企業は実際の製造を他の企業に委託している。いわゆるファブレス企業。

どこに製造を委託しているのかと言えば台湾セミコンダクターとか。

 

クアルコム

 

アンドロイド製スマホのCPUに採用されているスナップドラゴンを開発しているのがクアルコム。

ただこのクアルコムはスマホのCPUだけでなく通信技術で多くの特許を保有しているその特許料が大きな収入となっている。

 

昔は自社で携帯電話を製造販売していたりもしていたが現在は自社生産を行っていないファブレス企業。

 

どこに製造を委託しているのかと言えば台湾セミコンダクターとか。

 

 

テキサス・インスツルメンツ

 

アナログ半導体のリーディングカンパニー。

 

半導体と言えばデジタル。しかしアナログも人間生活を便利なデジタルへつなぐためには必要。

視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚、人間の五感は全てアナログ。それらの五感をデジタルに変換するのがアナログ半導体。

 

この分野で一番勢いがあるのが車の自動運転。

 

これまで人間が処理していた視覚や聴覚といったものをうまくデジタル処理するにはアナログ半導体が必要。

 

これから始まる自動運転時代での主要プレイヤーとなる企業がテキサス・インスツルメンツ

 

 

 

AMD

 

インテルのライバル企業でCPUを開発している。

ライバルといっても大きな力の差がこれまであり時価総額は10倍以上開いていた時期もある。

 

だがAMDは良いCPUを開発しておりこれから5年はインテルを先行すると思われる。

 

現在の時価総額はインテルが2000億ドルでAMDが1000億ドルと半分まで差が縮まっている。

もしかすると時価総額でAMDがインテルを逆転する日が来るかもしれない。

 

このAMDも自社生産はしていないファブレス企業。

 

どこに製造を委託しているのかと言えば台湾セミコンダクターとか。

 

 

ソニー

 

日本を代表するハイテク企業。

ハイテク企業だが近年は音楽や映像、金融など多方面に事業を展開する総合グループ。

 

昔はウォークマンという持ち運びができるオーディオプレイヤーを販売して大成功したがアップルからiPodが発売されると売れなくなった。

 

それでもゲーム機のプレイステーションは世界中で発売されておりライバルのマイクロソフトよりも高いシェアをキープしている。昔のゲーム機産業は本体を販売してその利益を得るだけだったが今はネットワークが新しい収入源(有料会員)となっている。

 

スマホ事業Xperiaブランドそのものは不調だがスマホに搭載するカメラのイメージセンサーはソニーが世界を先行している。

 

そのスマホカメラ技術の大元はこれまで継続開発してきたカメラ事業。ソニーのミラーレス一眼は性能的に他社のミラーレス一眼を一段上回っている。

 

マイクロン

 

半導体メモリーメーカー。

 

メモリはパソコンでいう一時的な記憶装置。

動画などの大きなデータはハードディスクに保存するがメモリはCPUが計算に必要なデータを一時的に保有する。

 

メモリは作業机で例えると広い机。机があると同時に色々な作業ができる。狭いと作業を1つ1つ終わらせてからでないと次の作業ができない。

 

なのでメモリが大きいと同時に色々な事ができる。ゲームで例えるとより多くの世界を描写したり。

 

これまで大きなデータの保存はハードディスク。小さいデータはメモリだったがメモリの保存容量が大きくなってきたのでメモリをハードディスク代わりにしているPCもある。

 

メモリは起動速度が早くサクサク動くので快適。

 

そんなパソコンに必須のメモリだが販売価格に波があり投資のタイミングを読むのが難しい。

 

消費者としては安くなってくれたら有難いが株主としてはメモリが安くなると利益がでない。

 

 

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