サウスウエスト航空が同業他社よりも有利な2つの特徴

 

格安航空に限らず企業がコストを削るためにまず着手する点と言えば人件費。不景気や今回の様な危機の時はすぐに大きなリストラを行う。

 

それは米国の大手航空会社でも同じだがこの格安航空サウスウエスト航空は異色の経営方針

 

従業員第1主義、顧客第2主義

 

という珍しいポリシーを持っている

 

お客様は神様ですで有名なジャポン企業からは信じられない社是だがこの社是を守りつつ2003年のSARSや2008年の金融危機を黒字で乗り切ってきた実績を持つのがこのサウスウエスト航空。

 

格安航空会社がどうやって低価格サービスを提供しているのかといえば安い人件費と少ない従業員数だがリストラに頼らない経営方針を貫いてきた。

 

今回のコロナでもこの方針は守られており希望退職者は募集するが強制解雇は行っていない。

 

従業員に手厚いということはコストがかかるがそれ以上にサウスウエスト航空には同業代謝よりも有利だと思える点が2つある。

 

 

 

米国内線は国際線よりも影響が少ない

国際線よりも減少幅が緩やかな国内線

世界で最も重要な国際線である北米と欧州はその片方の欧州の空はロックダウンされておりほぼ動いていない状態。

 

しかし米国内を繋ぐ国内線は州にもよるがそこまでのダメージは受けていない。このことは国内線に注力しているサウスウエスト航空に有利。

景気後退の影響が比較的少ないアメリカの国内航空市場は第3四半期から回復が始まるとされている。それまでにサウスウエスト航空の資金が無くならなければ生き残ることができる。

 

 

ハブ空港を介さないのでリスクが少ない

 

 

最大手デルタ航空を始めとする国際線運航会社は大きな空港をハブとして様々な航路を持っている。

しかし同じ目的地に着くのに中継空港を介するとその度に感染リスクが上昇する。国際線は顧客単価が高く収益力もあるがリスクも国内線より高く現在の状況ではより困難。

 

多数の犠牲者を出したイタリアやイギリス、スペインといったヨーロッパ諸国は航空国内線が壊滅的な減少で9割近い減便となっているが米国の国内線は6割の減便に踏み止まっている。

 

そしてハブ空港を介して他国間を繋いでいる国際線だが片方の国が空港を封鎖してしまえば運航ができないのでカントリーリスクが米国内だけを繋ぐ場合よりもリスクが上がる。

 

サウスウエスト航空の場合は国内線、そしてほぼすべての航路がダイレクト輸送。余計な空港を介さないのでリスクが国際線より相対的に低くなる。

 

 

他にも

CASM(Cost per Available Seat Mile)という価値指標がある。どれだけ飛行機を飛ばすのにお金が掛かっているかという話。

2018年のサウスウエスト航空のCASMは8.65セントで、デルタ航空やユナイテッド航空よりも20%低かった。

 

これはサウスウエスト航空が古い機体を引退させて燃費が良い新しい機体をコロナ騒動前に置き換えていたので燃費が改善(0.8%)したのも要因。

 

燃料である原油価格が低迷しているのもサウスウエスト航空にとってはプラス

 

 

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