ハイエナヘッジファンドがバイエルに狙いを定める

Bayer AG

 

ドイツ最大の製薬会社バイエル

 

解熱鎮痛剤アスピリンの開発を始め人類の医学に多大な貢献をしてきた企業であるがどんな企業にも表と裏がある。大きな製薬であれば常に訴訟案件を持っているし社内には専門の弁護士もいる。製薬会社にとっては訴訟など日常茶飯事

 

だがバイエルが現在抱えている問題は賠償額の規模が下手したら1兆円を超える大きさ。

 

 

バイエルはモンサントという農薬企業を買収したのだがその会社が保有していたグリホサートの発がん性を巡って裁判となっている。そしてこれまでの裁判所の判決はバイエルが劣勢。一つ一つの賠償額はバイエルの規模からしたら経営に影響はないがそのレベルの賠償額が100や200も起きたらいくらバイエルといえど厳しい。

 

なのでモンサント買収前と比較してバイエル株価は半減している。

 

そこに目を付けたのがエリオットマネジメントというヘッジファンド。

 

ヘッジファンドにも様々なタイプがある。

数理的な処理をして利益を求める学術的なヘッジファンドや世界情勢を分析して大きな流れに賭けるヘッジファンドもある。

 

しかしこのエリオットは日本人がイメージするハイエナヘッジファンドそのもの

 

破産しかかった企業や国家の債権や資産を安値で買いたたき法廷闘争で額面満額のリターンを狙る。

 

エリオットで有名なのは破産しかかったアルゼンチン国債を額面の3割以下で買いたたいて米国の裁判所で勝訴。そしてアルゼンチン海軍の船を差し押さえたりと国境関係無しに金に群がる食欲旺盛なハイエナである。

 

普通であれば国家に対する強制徴収などできるわけないと思うが米国政府が相手国に対してドル決済を認めないと決めたら値を上げる。ドル建て新規国債を発行しようとしても米国の銀行が政府からダメと言われたら不可能。

 

そこまで見越して戦い挑むのがエリオットマネジメント。

 

 

今回エリオットが投資したのはバイエルの債権ではなくバイエルの株式。

なのでバイエルを攻撃するのではなく株が安すぎるから裁判で協力して勝利し株価を上げて売り抜けるという目的。

裁判ではバイエルの味方

 

だが大株主にハイエナがいるのは怖い。

 

 

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