【1990年】 ダウ構成銘柄に1万ドル投資していた場合のリターン一覧 【2020年】

ダウ・ジョーンズ工業株30種
ダウ30のリターン
初期投資額:10,000ドル
投資期間:1990年1月~2020年3月

*DOWは2019年にDDから分割された化学会社でダウ・ジョーンズ社と関係なし

 

大型株も中型株も小型株も合わせた米国株全体の年平均成長率は約9%。(1990年1月から2020年3月)

 

複利換算で年9%もリターンがあるなんて日本株からしたら羨ましい限りだがDOW工業株30種平均はその中でも選りすぐり。

なら米国株全体9%よりも良い成績が得られたかと言えば案外そうでもない。

 

 

そもそもNYダウ工業株30種とは何か

NYダウ工業株30種とはダウ・ジョーンズ社が独自に集計したアメリカを代表する優良大企業株市場平均。

 

定期的に入れ替わりがありその現時点での経済・社会において重要な地位を占めている企業が採用されている。

 

DOW30創設時からのメンバーだったエジソンで有名なゼネラル・エレクトリックも近年の経営不振により2018年にダウ30から除外された。

 

そのGEの替わりに何がダウ30に入ったかと言えばドラッグストアのウォルグリーン。

今のアメリカ経済的にはGEよりドラッグストアの方が重要な企業だというダウ・ジョーンズ社の判断。

 

時代を反映したいいとこどりの30社がダウ30。

 

だがダウ30が米国株全体やTOP500企業を集めたS&P500よりも成績が良いというワケでもない。それが株式投資の難しいところ

 

米国株全体平均9%を下回っているダウ企業もある。

 

シェブロン(石油):8.79%

エクソンモービル(石油):7.04%

IBM(ハイテク):7.55%

ベライゾン(通信):7.21%

 

20世紀を支配した石油。

その石油企業を代表するシェブロンとエクソンモービルは市場平均を下回っている。

 

エクソンモービル

エクソン株

エクソンの年平均成長率は7.04%で市場平均を2%も下回っている状態。

 

シェブロンは年平均成長率8.79%なので少し成績が良いがリスクをとって個別株に投資した割には成績がインデックスと差が無いのはヨロシクない。

 

シェブロン

シェブロン株

ただこれは今年に入ってからの歴史的な原油安とコロナパニックを受けて株価が半減した2020年3月末時点でのリターン。

なので2019年年末までで期間を区切ると市場平均を上回っている。

 

 

ハイテク株投資の難しさ

 

現在の米国企業TOP5は全てハイテク株。

なのでハイテク株への投資は大きなリターンを生み出した。

 

アップル

アップル株

iPodやiPhoneで株価右肩あがりのアップル。

30年前、アップル株に投資しておけば250倍。

iPhoneの大成功でユーザーに最も近い企業となったアップルの躍進を見ればリターンも納得できる。自分の身の回りにあるモノやサービスに投資するのが投資の王道。

 

そのアップル株を更にリターンで上回っているのがマイクロソフト株。

 

 

マイクロソフト

マイクロソフト株

マイクロソフト株はwiindowsの会社として有名だが2000年代に株価が低迷。

 

2000年のITバブル時にいったん株価が頂点を付けてそこから15年間は上回ることができなかった。財務は鉄板で配当も出すが時価総額が既に大きくこれから成長が見込めないということで投資家からは放置されていた。

 

しかしオフィス製品やクラウドコンピューティング・プラットフォームサービスのAZURE、ビジネス版フェイスブックと言われるリンクトインの買収などが大当たりして時価総額は1兆ドルを突破した。

 

2000年を頂点に株価ヨコヨコだったマイクロソフト株をガチホールドするのはかなりの握力が必要だったはず。

 

そしてガチホールドしても大きなリターンが得られなかったのが・・

 

IBM

IBM株

IBMは高配当の優良株だが市場平均とほぼ同じ年平均成長率9%でギリギリ赤点でないレベル。

配当と自社株買いを行った分だけのリターン。結果として配当目的の公益株投資に似ている。量子コンピュータ研究など最先端ハイテク株への投資結果としては肩透かしなリターン。

 

投資の神様バフェットでさえ最近IBMへの投資に見切りをつけて撤退しアップル株へ乗り換えた。

 

ハイテク株投資は難しい。

 

 

年平均成長率でトップはクレジットカードVISA

VISA

元々はバンク・オブ・アメリカという銀行が作ったクレジットカード部門。

そこが独立したカード決済会社で現在の「VISA」という名称になったのは1976年。

 

長らくクレジットカードの世界で大きなシェアを握っており株式公開する時点で大型株。

株式公開のタイミングはリーマンショックが起きた2008年という投資家を試す展開だった。

 

だがIPO後は昇竜の勢いで一気に10倍となった。

 

VISA

VISA株

この会社の良い所は自社でお金を貸すわけではなく決済ネットワークを貸すだけでリスクが無い所。

同じクレジットカード会社アメックスは自社で直接お金を貸すので貸し倒れリスクがある。しかしVISAはネットワークだけなので安心。

 

三井住友VISAカードだとお金を貸しているのは三井住友銀行で決済システムを提供しているのがVISA。

 

新規株式公開から12年しか経っていないがトータルリターンは13倍。

ドル円の変動が激しかったが2008年に100万円投資していれば1000万円にはなった。

 

コロナ騒動では現金の受け渡しも感染リスクがあるということでお釣りの手渡しも控えることになった。キャッシュレス決済は今後ますます加速する。

 

海外旅行の自粛など一時的な落ち込みは受けるだろうが今後数十年を予想するとVISAの成長は揺るがない。

 

これからもこの年平均成長率25%が続けば30年後には世界一の会社となりえる。

 

 

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