S&P500 | J&J | |
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期間 | 1994年1月~2020年3月 | |
投資資金 | $10,000 | |
CAGR | 8.74% | 12.40% |
リターン | $90,187 | $215,307 |
S&P500インデックスと言えば株式投資の超優等生。
低コストでありながらその運用成績は凄腕ヘッジファンドのほとんどを上回る。ヘッジファンドは高い運用手数料を取って自動運用のS&P500に負ける謎な存在。
過去25年の間に投資した資金は配当再投資込みで9倍になった。これから投資を始める人に一番オススメなのがS&P500インデックス。
300万円ほどを35歳の時に投資しておけば60歳の時点で2700万円と退職金に匹敵するお金へと成長。
安心の老後を送ることができた。
めでたしめでたし
しかし・・・
もっと利益が欲しい。
もっと資産が欲しい
もっと刺激が欲しい。
S&P500は買ったら最後、何もしないでただ保有するだけなので一切投資について考えることが無くても問題無い。
そこが良い所なのだが自分で考えてその市場平均を超えたい、αを得たいという人にはS&P500インデックス投資は退屈かもしれない。
なので更なる利益を求めるならば個別株投資。
一社に直接投資するわけなので500社に分散するS&P500インデックスよりもリスクは高い。
だがリスクとリターンはトレードオフ。
虎穴に入らずんば虎子を得ず。
絶対安全で儲かる投資なんて詐欺でしかない。
得たいものがあるなら何かを代償にするしかない。
S&P500に長期で勝つ。そのためには現在ではなく長いスパンで株式を俯瞰。
DOW30銘柄で一番配当利回りが高いのはオイルメジャーのエクソンモービル。その配当利回りは現在8%を超えている。
Exxon Mobil Corporation
しかしエクソンモービルが売っているものは原油。現在は1バレル20ドル付近と低迷しており利益が掘削コストを下回っている。
この状態では増配どころか今の配当を維持することも難しい。
実際2019年の株主に支払った配当は146億ドルであり年間純利益143億ドルを上回っている。これ以上の増配は資本ダメージとなる。
安定した配当を余力を持って支払える株に投資することが長期リターンを向上させる。
その様な盤石の会社があるのか?
未来の事は誰にも解らない。
しかし丿貫の独断と偏見でたった一つだけ10年後を見据えて投資するというなら
丿貫の資金をオールインしろと言われたら・・・
この会社しかない。
この株は常に配当利回りが2%台で取引されているので配当を求める投資家にとっては物足りない。だがこの株が他の配当株と違うのは増配記録。
58年間連続で配当を増やしている。
毎年配当が増えていく。
この株を買う時は現在の配当利回りでなく将来の配当利回りを考えて買うべき。
これまでは年間平均約6%の配当増加率なのでこのペースが維持されると12年投資すると受け取る配当は投資額に対して2倍となる。
配当利回り3%のタイミングで買うと10年後は増配の結果6%と超高配当株へ変身する。
世の中には絶対が無い。
10年後の世界とかどうなっているか解らない。
コロナウイルスで人類が半減している可能性もある。
しかしそんな世界であってもジョンソン・エンド・ジョンソンは配当を出し続けるはず。
自分が長期投資で個別株を一つだけ選ぶとするならこの会社を選ぶ。
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