コロナウイルスの影響を最も強く受けているのが航空業界です。
織部
利休
飛ばない豚はただの豚じゃのう
飛行機の中ほど3密(密閉、密集、密接)な空間もそうありません。
織部
利休
10時間以上のフライトも珍しくない国際線は特に感染リスクが高いのう、載っているうちに発症しそうじゃ
なので航空株は大きく下落しています。
織部
全日本空輸
日本航空
コロナウイルスの影響で大幅な減便となっているので売上も激減、航空業界過去最大の危機と言えます。
織部
利休
よし、航空株を買うんじゃ!
Pardon?
織部
利休
資産7兆円投資家バフェット曰く「他人が強欲な時は憶病に、他人が憶病な時は強欲に」と言っておるんじゃから今がまさにその時じゃ
そのバフェットさんの会社バークシャーは4月になってから持ち株のデルタ航空とサウスウエスト航空株の一部を売却したと報道されています。
織部
利休
それでもまだバークシャーはデルタの筆頭株主。サウスウエスト航空株の売却に関しても持ち分率を10%以下にしたかったという話もあるしバフェットが航空株全てに失望しているわけではないはずじゃ
デルタ航空の大株主
しかし航空株はコロナショックが起こる前から投資対象としては難しい業界です。
織部
利休
ここ数年のアメリカ4大航空会社は決算報告書を読む限り好調なようじゃが?
その4大航空会社に業界がまとまる前までは航空会社は過当競争で利益が出にくかったです。差別化が難しい業界なので安売り競争になって。
織部
利休
美味い機内食を提供するとかして差別化したら高くても乗りたいという乗客が増えるんじゃ?
航空チケットの最大の魅力は早い&安いです。
織部
利休
牛丼?
機内食の美味しさで選ぶ人は少ないです。機内食が美味しいから運賃二倍でも良いという人はかなり気合が入った空弁ファンです。
織部
利休
美味さは必要無く速さと安さだけを競争する業界というのも味気ないのう
それが航空業界です。航空会社は資本集約型ビジネスで飛行機を維持するのに莫大な資金が消費されます。体力のある会社が最終的に勝ち残るレッドオーシャンです。
織部
利休
iPhoneみたいにリンゴのマークが付いている飛行機なら運賃が高くても良いという顧客はいないんかのう。
昔は航空業界内の過当競争で安さを争っていたので利益が出せずに沢山の航空会社が潰れたり買収されたりしました。その結果、米国は4大航空会社に集約され競争が緩和されてなんとか利益が出せるようになりました。
織部
利休
コロナショックでレッドオーシャンどころかブラックオーシャンになってしまったわけじゃが、それでもこの世から飛行機が無くなることはないはず、つまり今回のコロナショックで航空業界の更なる選別が行われるということじゃな
航空業界は手持ちの現金が少ない会社が沢山あるのでそういった会社は政府支援があっても厳しい状態になります。
織部
利休
航空会社で一番大きい費用はなんじゃ?
人件費です。なので米政府はCARES法を通じて4月1日から9月30日までの6か月間の従業員の費用支援として国内航空会社に最大250億ドルを支払う予定です。
織部
利休
それだけ支援を受けるんなら破綻は免れるんじゃ?原油も安いし
最大手デルタ航空の2019年決算だと給与および関連費用は112億ドルでした。米国内には4大航空会社以外にも航空会社があるので250億ドルでは足らないかと
織部
利休
全ての航空会社を救う事はできないじゃろうな、しかしコロナショックを乗り越える事ができたらライバルが減っているわけで利益が増えるはず
飛行機が無くならないという主張には同意します。つまりこれからの航空株投資には生き残れる会社を選別する眼力が必要です。
織部
利休
じゃあコロナショックでも生き残れる航空会社を探してみるかのう
続く
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