欲深い悪代官がハマったお米の先物取引

信用膨張

 

手元にある農民から収められた現物のお米を元に藩は市場でおこめ券を発行してお金に換金する。

 

お米券を発行すれば発行するだけ現金が入ってくる

 

そこで欲深い悪代官はお米券を使って私腹を肥やす方法を考えた。

 

欲深い悪代官の末路

悪代官

 

手元に100しか米がないのに200分のおこめ券を発行(空売り状態

 

これは銀行でも同じだが預金者が一斉にお金を下ろそうとすると銀行と言えども手持ちのお金が尽きる。

 

もしお米券を市場で購入した商人(投資家)が実際に藩の屋敷でお米を貰いに来たら藩には渡す分のお米が無い。

 

自分が持っている分のお米以上を売ってしまう。この行為を空売りという。

この現物を持たない空売りはとても恐ろしいもの。

自分がお米を200分持っているならどれだけその価格が高まっても手持ちのお米を売ればいい。

 

しかしお米券を200分を売って現物米が100しかないと手持ちが100足らない。

債務不履行

こうなるとお米券を持ってきた投資家に渡す分100を市場で買わなければいけなくなる。

 

しかしここに大きなリスクがある。

 

 

大飢饉が発生

 

お米の値段がそれまでの100から10倍の1000まで急上昇したとする。

 

 

欲張って年貢分(金100)だけでなく私腹分の金100を欲張ってお米券を200分売ったらその空売り100分が1000まで上昇してしまった。

金100を儲けようとしたら1000-100=900もの支払いが発生してしまった。

 

私腹を肥やすためにお米券100を空売りしたら900もの大損

 

仕方ないので藩の公費で米を買い付けてなんとか投資家にお米を渡すことはできた。

 

しかし市場での不自然な米買いを監査役に発見されてしまった悪代官。

 

私腹を肥やすために危険な投機を行い裏目に出て藩の財政も悪化。

申し開きのしようもない大罪。

 

そんな悪代官に沙汰が言い渡された。

 

 

 

打首獄門

 

 

その首は豊臣秀次が如く三条河原に晒されましたとさ

 

めでたし・めでたし

 

 

空売りは絶対やめよう

 

株価でも米価でも同じだが買いは最悪でもゼロ

しかし空売りは無限大。

 

100万円分の株買いは最悪倒産しても損失は最大100万だが

100万円分の空売りは1億円まで上昇したら9900万円の損失。

 

お米がドンドン上昇する恐怖。

 

現物株であればいつまでも持つことが可能だし塩漬けにしても問題無いが空売りを放置することはできない。

 

空売りは大銀行や大手ヘッジファンドでもその大きすぎる損失に耐えきれず失敗して潰れた。

 

空売りはやめよう。

 

打首獄門になりたくなければ。

 

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