利休
最近のバークシャーは投資の動きが忙しいのう。米銀ゴールドマン・サックス株を全て売り払ったと思ったら今度はカナダの金採掘会社バリック・ゴールドに投資とは。
バフェットは付加価値が付かないゴールドやシルバーといったコモディティ産業は好まないと言っていたので自分は驚きでした。
織部
利休
同じ性能のスマホでもリンゴのマークを付けるだけで高く売れるのが付加価値じゃがゴールドはバリックゴールドが採掘しても住友金属鉱山が採掘しても同じものじゃからのう。
今回バークシャーが投資した金額は5億6360万ドル相当、バリックゴールド株全体の約1.2%なのでバークシャーにとって大きな賭けではありません。
織部
利休
バフェットの側近であるトッドコームズかテッドウェスラーの投資判断かもしれんのう。
しかしバフェット本人の投資の可能性もあります。実は過去にバフェットは銀に大きな投資をしたことがあります。
織部
利休
意外じゃのう。バフェットと言えば株式投資でコモディティなイメージは無いわい。それで銀投資の結果はどうなったんじゃ?
早めに売り過ぎて儲からず撤退しました。
織部
利休
バフェットと言えば長期投資の神様とみんな思っておるようじゃが航空株投資でも分かるように短期売買もする御仁じゃのう。
個人的にはコロナの影響で各国がマネーサプライを増やしている影響で相対的にゴールドが上がると思っているのでバリックゴールド株は良い投資先かと思います。しかし・・・
織部
2005年からのデータなので集計期間15年ですがこの間にゴールド価格は3倍になっています。それに対して金採掘会社バリックゴールドは1.3倍にしかなっていません。
織部
利休
なぜ採掘しているゴールドの値段が上がっているのに儲けが少ないんじゃ。
金というものは昔なら佐渡金山など地表から近い所で採れました。しかしそれらは取りつくされたので今は地中深く掘らないと取れません。
織部
利休
掘ればいいんじゃろう?100メートル位?
世界で一番深い金採掘鉱山は南アフリカのタウトナ鉱山でその深さは3,900メートルもあります。
織部
利休
富士山より深いのう。人間の欲深さが現れておる。
深く掘れば掘るほどそれだけコストが金鉱会社には発生します。
織部
利休
シェールオイル株でも似たような話があったのう。サウジアラビアはオイルが湧いてるからコストが安いけどアメリカのシェールオイルは地中深いからコスト競争で負けるとか。
バリックゴールド株以外の金鉱株も金ETFを上回るリターンは上げられていません。
織部
利休
やはりゴールドに賭けるならゴールドETFにした方がよさそうじゃのう。
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