100億円豪邸を建てるZOZO前澤さんとカルロス・ゴーン容疑者の決定的な違い

 

ZOZOの前澤さんは何かとマスコミを騒がす有名経営者。超高級車マイバッハやアストンマーチンなど世界中の高級車を揃え、車だけではなくプライベートジェット、数十億円する美術品であっても欲しければ採算度外視で買いまくる。100億円の豪邸を立てたりイーロンマスク氏のスペースXに資金を提供し宇宙旅行を計画するなど自分の野望を次々に達成している。

 

 

 

一方、別の意味でマスコミを騒がしているカルロス・ゴーン容疑者。18億円の個人的な投資の損失をコソコソ会社に付け替えたり前澤さんとは大違い。もしゴーン容疑者が前澤さんのように派手な生活をしてそれをマスコミにじゃんじゃん宣伝しようもなら検察官は大喜びである。

 

しかし何故大企業のトップであり、より大企業である日産トップのゴーン容疑者の方がお金繰りに苦心していたのだろうか?

 

 

 

 

 


ZOZOと日産自動車


 

平成30年度決算

ZOZO 日産 倍率
売上 984億円 11兆9,512億円 121.4倍
営業利益 326億円 5,748億円 17.6倍
純利益 201億円 7,469億円 37.1倍
時価総額 6,666億円 3兆7300億円 5.6倍
筆頭株主 前澤友作(36%) ルノー(43.4%)

 

 

日産は売上10兆円を超える世界的大企業。会社の規模はZOZOと比べると文字通り桁違いに大きい。自動車産業は商品単価そのものが大きいので売り上げを単純に比較するのは無意味だが利益をみてもその差は歴然。ZOZOは成長著しい企業だが世界的にみるとまだまだ小さな企業。

 

 

しかしそれぞれの経営者自身に注目してみると立場は逆転する。

 

 

 


前澤友作とカルロス・ゴーン


 

前澤友作 カルロス・ゴーン
自社発行株総数 3億株 39億株
自身の持ち株 1.12億株 313万株
持ち分比率 37.3% 0.08%
一株配当 31円 55円
年間受け取り配当金 35億円 17億円
自社株持ち分時価総額 2400億円 28億円

 

ザックリとした計算だが表にしてみた。細かい数字は両社の発表を参照。

 

カルロスゴーン容疑者はフランスのエリートを養成するグランゼコール出身

タイヤメーカーのミシュランで実績を積みルノーと日産のトップになった。

しかしゴーン容疑者はずっと雇われ経営者。

 

前沢さんは株を沢山持っているがカルロスゴーン容疑者は少ししか持っていない

 

前沢さんは高卒(早稲田実業)だがスタートトゥデイという自分の会社を創業した。前沢さんはこの時点で既に経営者。

カルロスゴーン容疑者はサラリーマンとしてミシュランに入社した。

 

 

 

経営者とサラリーマン

 

 

 

この時点で2人には大きな差が生まれた。

 

 

カルロスゴーン容疑者は会社を経営することが仕事である。会社の資産を自分勝手に使ったりすることができない。なぜなら日産の株主からしたら会社を経営するために高い給料払ってカルロスゴーン容疑者を雇っているのにその雇われている人間が会社の資産を勝手に使うのは背任行為。

 

 

 


なぜ前澤さんとカルロスゴーン容疑者はこんなにも金回りが違うのか?


 

 

カルロスゴーン容疑者も日産の株主を保有している、2017年だと313万株

日産自動車の発行済株主総数は39億株。つまりゴーン容疑者は日産の0.08%しか保有していない。

 

それに対して ZOZOの前澤さんは1億1200万株を保有している。

ZOZOの発行済株総数は3億1200万株なので筆頭株主として会社の1/3以上を保有している。会社に対する保有割合を見るとカルロスゴーン容疑者と前沢さんは466倍違う。

 

自社株から得る配当金を見ても前沢さんはカルロスゴーン容疑者の二倍もらっているがもっと大きな違いは持株の時価総額で100倍違う。

 

この100倍こそ経営者とサラリーマンの違い。サラリーマンがどんなに偉くなっても株を持っていないと究極のところでは意見が通らない。株主総会で否決されてしまったらその決定が全て

 

 


ZOZOの前澤さんを遥かに凌ぐ金持ちがいる


 

 

 

それは日産のライバルで高級車メーカーのBMWを支配しているクヴァント家

BMW の筆頭株主シュテファン・クヴァントと第2位株主のズザンネ・クラッテン

 

 

現在のシュテファン・クヴァントとズザンネ・クラッテン持分だけでBMW全体の46.7%の株を保有している。この二人は同じクヴァント家。

 

BMWが経営危機の時に出資したヘルベルト・クヴァントの一族である。スタートトゥデイが2007年、マザーズに上場した時は8割以上の株を前澤さんが保有していたが現在は半分以下となっている。これに対しBMWを支配するクヴァント家は1950年代のBMW経営危機時に出資したBMW株をひたすら握りしめている。

 

 

その結果として2人が保有するBMW株の時価総額は

 

 

 

2兆8千億円

 

 

 

BMW を支配する二人の株式総数は約2億8千万株
一株配当は年間4ユーロ

 

ということは1年間の配当金は11.2億ユーロ(1400億円)

 

 

毎日3億円使っても余る。

 

おそらくこの地球で売っているものは全て手に入る。派手な生活も思いのまま。

しかしクヴアンド家は前澤さんと違いマスコミの前に出てくる事は少なく派手な生活はしていない。静かに株を握り淡々と配当を受け取り隠然とした影響力を持ち続けている。

 

世界最大手の製薬会社ロシュを支配しているホフマン家などヨーロッパにはこの一族以外にも大企業の株を握りしめて支配し、表には出てこない超絶金持ち一族が存在する。

そしてその大金持ち一族の資産の大部分は現金ではない。

 

真の金持ちはお金ではなく株を持っている。

 

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