ニューロタンの売上高 | |
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Merck & Co. | 単位:100万ドル |
年間 | 売上高 |
2005 | 3,037 |
2006 | 3,163 |
2007 | 3,350 |
2008 | 3,558 |
2009 | 3,561 |
2010 | 2,104 |
2011 | 1,663 |
2012 | 1,284 |
2013 | 1,006 |
2014 | 806 |
2015 | 667 |
2016 | 511 |
2017 | 484 |
2018 | 453 |
source:Merck & Co IR
高血圧症治療薬ニューロタン(一般名:ロサルタンK)、米国ではCozaarとして販売されている。
メルクの一時代を築いた薬だがロサルタンを新規合成したのは米国の総合化学会社デュポン。戦争国家アメリカのために火薬を製造し続けた歴史ある化学会社、化学会社と製薬会社は親和性が高くドイツの化学会社BASFやオランダのアグゾノーベルも子会社が開発製造していた。
流石に化学会社デュポンがそのまま薬を販売することは難しく権利をメルクにライセンスアウトすることになった。
ロサルタンは血圧を下げるだけでなく臓器保護などのオマケ効果もあるアンギオテンシンⅡ阻害薬。降圧力は後発のアジルバやオルメテックの方が強いがロサルタンには腎機能保護作用があったり尿酸値を下げたりと総合的にお得な薬である。
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